のぼりの耐久性は?長持ちさせるためのコツについても紹介!

のぼりを使用していて耐久性や寿命は気になるポイントの1つではないでしょうか。この記事では、のぼりの耐久性や長持ちさせるコツ、使用しないときは屋内で保管した方がいい理由について解説します。店舗で使用しているのぼりをできる限り長く使用したいという方はぜひご覧ください。
目次
のぼりの耐久性
のぼりは一般的にテトロンポンジと呼ばれる薄手のポリエステル生地で作られるため、寿命は3ヶ月程度といわれています。のぼりの耐久性をあげて寿命を延ばすことも可能ですが、 3ヶ月程度の間隔で定期的に取り替えるのが良いでしょう。
理由は主に以下の3つが挙げられます。
- 耐久性をあげると費用が高くなる傾向にある
- 色褪せる
- ほつれる
耐久性をあげれば「色褪せ」「ほつれ」への耐久度が上がり、 通常よりも寿命は長くなります。 しかし使用環境による劣化は避けられず、 費用ばかりが高くなってしまう可能性もあります。 そのため、定期的にのぼりを新しいものに交換して、綺麗な状態を保つというのも選択肢の1つです。
のぼりを長持ちさせるコツ
のぼりはテトロンポンジと呼ばれる薄手の布からできているため、耐久性が高いとはいえないでしょう。 しかし、のぼりが痛まないように注意して管理をすれば、長持ちさせることが可能です。 のぼりを長持ちさせるコツとしては、雨の日や風の強い日に外に設置せず屋内にしまっておくことです。 お店の閉店から開店までの間も、可能であれば屋内に片付けておくのがおすすめです。
保管場所に関しては、直射日光の当たらない場所が適しています。できる限り日の当たる窓際で保管をしないように注意しましょう。
日の当たらない屋内で保管する理由
のぼりの傷みは「ほつれ」「よごれ」「色褪せ」の3種類に分けることができます。「ほつれ」「よごれ」「色褪せ」を避けるために、 保管をする場合は日の当たらない屋内で保管をします。
「ほつれ」「よごれ」の大きな原因は屋外で使用されているためです。また、「色褪せ」の原因は紫外線によるものです。

【ほつれ】
風を受けてはためくのがのぼりの魅力の一つですが、 この風がほつれの原因でもあります。のぼりに限らず、生地は裁断面からほつれないよう、端処理が必要になります。 のぼりの素材であるテトロポンジはポリエステル系の生地で、 端処理にはヒートカット加工を行います。 これは高熱で生地を溶解しており、 熱で生地をとかしているため裁断面からのほつれがありません。
しかし、長期間のぼりが、雨風に晒されていればヒートカットされた裁断面も傷み、 そこから徐々にほつれが生じてしまいます。
このようなほつれを最小限にするためにも、 使用しない時は屋内で保管することが大切です。また、のぼりがはためいた時、周囲に樹木などがあると、 枝と布が擦れ、傷つきその傷口からほつれが生じることもあります。 屋外設置の際は、なるべく樹木などにのぼりが触れないようにしましょう。
【よごれ】
よごれの原因の多くは車や雨風の排気ガスによるものと言われています。 のぼりは、雨の中で使用されることもあり、水への耐久性は高いですが、 摩擦に対しての耐久性はあまり高くありません。 のぼりを洗うことは可能ですが、洗う際の摩擦でのぼりの印刷が剥がれる可能性もあります。
のぼりに汚れが付着してしまい、洗う場合には、ぬるめのお湯で押し洗いまたは手揉み洗いをするようにしましょう。洗濯機で洗うことやクリーニングに出すことは適していないため、注意が必要です。
【色褪せ】
色褪せの原因は主に紫外線です。 これはのぼりに限った話ではなく、基本的に使用される塗料は紫外線に弱く、 紫外線を浴び続けることで色褪せてしまいます。 屋内で使用する場合も、窓際など紫外線を浴びる場所に設置していると色褪せてしまいます。屋外では難しいですが、屋内使用の場合はできるだけ紫外線の当たらない場所に設置するようにしましょう。のぼりに紫外線を当てないようにすれば、鮮やかな色ののぼりを長く保つことにもつながります。