のぼりはデザインと配置で変わる!
集客に効果的なのぼりにする3つの方法

街中のあらゆる場所で見かける「のぼり」は、通行人や車を運転する人の目を引き、販売促進や集客アップに繋げられるツールです。
のぼりの効果をあげるためには、デザインに気を配ることが重要です。これからのぼりを作る人はどのようなデザインや色にすればいいのか、のぼりが手元にある人は効果を高めるためにどのように設置したらいいか紐解いていきましょう。
目次
のぼりに必要な文字デザインは「端的な言葉」と「キャッチコピー」
のぼりを使って宣伝する際、自慢の商品や食べ物、セール、イベントなど、伝えたい情報はたくさんあるかと思います。ですが情報を詰め込みすぎると全て読んでもらえずに、のぼりの効果が十分に発揮できない可能性があります。まずは、効果が見込めるのぼりの文字の選び方をご紹介します。
「いちばん売り込みたいこと」をシンプルかつ具体的な言葉で表現
まず最初にお客様に何を売りたいのか、何に注目して欲しいのかを考えます。一番売り込みたいことをシンプルに伝えることで、歩行者や車を運転するドライバーの目にとまりやすく、集客効果も期待できます。
例えば、飲食店の場合は特に売り込みたい商品がいくつもあるかと思います。その中で一番注目して欲しい商品を、のぼりを使って宣伝しましょう。
- 焼きたてパン
- ラーメン
- 営業中
- そば
- うどん
これらの言葉は、何がセールスポイントなのかがひと目でわかります。大切なのはのぼりを見て書かれている内容を瞬時に理解してもらうことです。そのためには「シンプルに伝える」ことを意識しましょう。



オリジナリティのある言葉やキャッチコピーを入れて他店と差をつける
のぼりは看板や販促ツールの中でも低価格で導入しやすく、設置している店舗が多いことから業種によってデザインが似たようなものになりがちです。
他店との差を付ける方法は「オリジナリティのある文言」を入れることです。のぼりにひとつでも独自の文言を加えると、他店ののぼりと差別化を図ることができます。また、最近では外国人観光客の集客を狙って、のぼりの一部を中国語や韓国語・英語にしている店舗もあります。
- ご当地自慢の一品
- ○○港直送
- ふんわり、もちもち食感
- 厳選素材



また、思わず足を止めたくなるようなのぼりにするためには、魅力的なキャッチコピーも重要です。既存の使い回されたキャッチコピーだけではなく、主力商品やサービスを引き立てるようなオリジナルのキャッチコピーを付けると、より競合との差別化を図れます。
- 忘年会はあったかお鍋と
厳選日本酒で - 修理・買取お任せください!
- 素材の味にとことんこだわった
- 秋の食材を美味しく食べよう
抽象的表現は控え、具体的な言葉でアピールをする
伝えたいことをシンプルにアピールするのが大事だと説明しましたが、逆にシンプル過ぎる言葉や抽象的な言葉だと、うまく内容が伝わらないケースもあります。伝える内容を絞りつつも、具体的な言葉を使ってよりイメージがしやすいデザインを心がけましょう。以下は抽象的な言葉と具体的な言葉の比較です。
抽象的
- 新鮮な海の幸・山の幸
- 不動産(賃貸・売買・管理)お気軽にお問い合わせください!
具体的
- 海の幸を贅沢に使った海鮮丼
- 山の幸 山菜盛り合わせ定食
- 不動産売買(マンション・土地・一戸建て)大募集!
抽象的な表現になっていたり訴求内容がばらついていたりすると、のぼりを見た人に「何がいちばんの売りなのか」が伝わりにくくなります。上記の例で言えば、「海・山どちらともなにが名物なのか」「賃貸と売買のどちらに力を入れているのか」など、具体的でシンプルな言葉のほうが効果を期待できます。
抽象的
- 大売出し
- 大創業セール
具体的
- 今年もやります!歳末大売出し
- 大創業セール最大40%OFF
「大売出し」や「セール」ののぼりはよく使用されていますが、汎用性は高い一方で抽象的な訴求になってしまいます。具体的な言葉で訴求している別ののぼりを近くに設置するか、のぼりの中に売り出す品物や具体的なセールの内容を入れると、よりオリジナル性のあるデザインになります。また、具体的な金額や数字を入れるのも効果的です。実際にどれだけ安くなるのか、どれだけお得なのかが分かりやすくなり、販促効果に繋がります。
抽象的
- ラーメン
具体的
- 豚骨ラーメン
- しょうゆラーメン
- 博多らーめん
- 札幌らーめん
「ラーメン」だけが書かれたのぼりでも、「ラーメンを売っているお店であること」自体を十分にアピールできますが、どんな味や特徴のラーメンを提供しているかがわかるようにすると、より通行人の興味を引くのぼりになる可能性があります。



視覚的効果のある色の組み合わせは「赤」×「黒」
のぼりは文言だけでなく、配色も重要な要素です。
例えば、まずは設置する場所の周辺の色を確認しましょう。公園や街路樹など、緑の多い場所に緑系ののぼりや、建物がなく殺風景な場所に白いのぼりを立てると、色が背景と混ざってしまい、目立たない可能性があります。夜にメインで使用するのであれば、夜間でも目立つような配色を意識する必要もあるでしょう。
他にも、目立つ組み合わせの配色を取り入れることが大切です。以下は、目立つ色の組み合わせの例です。
背景色 | 文字色 | |
---|---|---|
飲食店関係 | 赤・黄 | 黒・赤 |
娯楽関係 | 赤 | 白 |
不動産関係 | 赤・黄 | 赤 |
また、ターゲットや訴求内容にあわせた配色を考えるのも効果的です。年齢や性別、個人の経験や趣味などによって、ある程度配色の好みにも傾向が現れます。加えて、色自体が持つイメージも異なります。「女性に好まれる傾向のある配色」「優しいイメージを与える配色」など、顧客や訴求内容と配色の関係性を意識してみましょう。以下のように、季節にあった配色を取り入れるのもおすすめです。
春
春はピンクや黄色などのパステルカラーがおすすめです。可愛らしさや易しい雰囲気を基調としたのぼりに適しています。
夏
夏は清涼感のある青や緑などのビビッドカラーが良く使われています。清涼感あふれるのぼりに仕上がります。
秋
秋は深さを表す赤・ベージュ・濃い黄色などのウォームカラーがおすすめです。
冬
冬のイメージカラーは白・黒・紺などのグレイッシュトーンです。さらに、秋の色として使用したウォームカラーをうまく組み合わせると暖かさを感じられるのぼりになります。
目立つ色とのぼりのデザインのコツについては、コチラの記事でも詳しく解説しています。
より多くの人に見てもらうのぼりの効果を高める設置方法
複数ののぼりを等間隔に並べることでのぼりは更に効果が期待できます。ここでは、効果的なのぼりの設置方法をご紹介します。
のぼりを設置する間隔は1m80cm
セオリーとしては、1m80cm間隔でのぼりを設置するのが効果が得やすいとされています。これは、人の歩幅に合った間隔であることと、ロードサイドでは車の中から見るのに適した距離といわれているからです。
これより間隔を狭くすると歩行者が圧迫感を感じてしまったり、逆に間隔を広くしすぎると貧相なイメージを与えてしまったりする可能性があります。
※車の通行速度が速い道路などでは、間隔が広くても車内から見やすくなります。
のぼりを設置する場所
-
人の目に付く道路沿いなどに設置しましょう。
のぼりの効果を発揮するには、より多くの人に見てもらう必要があります。そのため、なるべく人が通る場所に設置しましょう。場所によっては設置許可や設置に関するルールなどもあるので、事前に調べておく必要があります。 -
のぼりを使ってお店までの道を示しましょう。
入り組んだところにあるお店の場合、そこまでお客様に来ていただかなければいけません。その場合、お店の周辺やお店までの道のりにのぼりを設置しましょう。のぼりが宣伝だけでなく、お店までの道線としての役割も果たします。
のぼりの設置パターン4選
同種類ののぼりを連続で設置する

同色系統ののぼりを設置する

同種類だけど全て違う色ののぼりを設置する

同種類の色違いを交互に設置する

これらのようにのぼりを工夫して配置することによってさらに効果が見込めます。お店にあったのぼりの設置方法を決めてみてください。
のぼりの寿命は約3ヶ月
一般的にのぼりの素材として使われるテトロンポンジは軽く薄い生地のため、雨風に弱く数か月でほつれや色落ちが出てきます。長時間屋外に設置していると色あせや汚れなどもだんだんと目立ってきます。
せっかくのぼりを立てていても、清潔感が薄れると逆に悪い印象を与えてしまう可能性があるため、のぼりの効果を維持するには定期的に買い替えや新調することが大切です。のぼりの寿命は3か月が目安といわれています。汚れたらすぐに取り換えられるようにしておきましょう。少しでも長く使えるようにしたい場合は、定期的に室外にあるのぼりは室内へ片付け、お手入れしましょう。
のぼりの耐久性についてさらに知りたい方は、コチラの記事を参考にしてみてください。
のぼりを設置した方の声
実際にのぼりを設置してどのような効果があったのか、また集客に関してはどのように変化があったのか、最後に当店でのぼりを買われたお客様の声をご紹介します。


