初心者でも簡単!のぼりスタンドの自作方法をわかりやすく解説
のぼりは、商品やサービスの販売促進、周知や誘導に役立つ便利なアイテムです。のぼりを設置するためには、のぼりの支柱を支えるスタンドが必要になります。
この記事では、のぼりスタンドを自作したい方に向けて、自作に必要な道具や材料、基本的な作り方、取り付け方法・固定のコツをまとめています。屋外で使用する際に注意すべきポイント、既製品ののぼりスタンドの選び方についても触れているので、併せて参考にしてください。
目次
自作のぼりスタンドの特徴
自作のぼりスタンドは市販品に比べてコストダウンが可能で、費用を抑えたい方におすすめです。のぼりを設置する場所や用途に合わせてスタンドのサイズ・素材が選べるという自由度の高さも、自作するメリットの一つです。また、アイデアや工夫次第で個性的なスタンドが作れる楽しさもあります。
ただし、耐久性や安全性には使用環境の影響を受けることがあります。特に雨風などの影響を受けやすい屋外での使用時は、設置状況や気象条件に十分ご注意ください。自作のぼりスタンドは、短期のイベントや一時的な設置に向いているものと考えておきましょう。
自作のぼりスタンドに必要な道具や材料一覧
のぼりスタンドを自作する際に必要な材料や道具は、以下の通りです。
【基本材料】
塩ビパイプ(直径20〜30mm程度)
パイプ用ジョイント(エルボ、T字など)
バケツかコンクリートブロック(スタンドの土台)
重り(セメント、コンクリートなど)
【補助道具】
ドリル・カッター・のこぎり(パイプ加工用)
ガムテープや結束バンド(仮止め・補強用)
接着剤(パイプ固定用)
【入手先】
ホームセンター
100円ショップ
ネット通販
設置するのぼりの大きさや設置場所に応じて、適したスタンドの大きさは変わります。作りたいスタンドに必要な材料の長さや量を想定してから購入しましょう。全ての材料や道具を揃える場合、ホームセンターがおすすめです。バケツやガムテープ・結束バンドは、100円ショップでも手に入れることができます。スタンドを複数作るのであれば、ネット通販を利用しても便利です。塩ビパイプをカットする際は、怪我に気をつけて慎重に作業するようにしてください。
のぼりスタンドの基本的な作り方
のぼりスタンドの基本的な作り方は、以下の通りです。
- ①塩ビパイプなどを使い、支柱を立てられるようなベース(土台)を用意する。
- ②セメントやコンクリートで土台を固定し、安定性を確保する。
- ③のぼりの支柱をしっかり固定できる構造にする(パイプ用ジョイントなどを活用)。
塩ビパイプの仮止めや、セメントやコンクリートが固まるまでの補助として、適宜ガムテープなどを使ってください。また、のぼりが倒れやすい構造にならないように、支柱の高さに対して適切な重さ・幅の土台を確保することが大切です。①の工程の詳細は、次の見出しで詳しく説明します。
スタンド土台の作り方
のぼりのサイズによって、バケツとコンクリートブロックのどちらを土台に利用するか選びましょう。
バケツ型スタンド | 丈夫なバケツを用意し、中心に塩ビパイプを差し込んで固定します。重りとなるセメントやコンクリートを入れ、しっかり乾燥させます。 |
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ブロック型スタンド | コンクリートブロックに穴を開け、塩ビパイプを通し、接着剤などで固定します。または、穴あきブロックにパイプを立ててセメントやコンクリートで固め、しっかり乾燥させます。 |
作成したスタンドを荷物運搬用の台車に固定し、移動しやすくすることも可能です。
ポールの取り付け方法と固定のコツ
のぼりの支柱(ポール)を安定させるためには、いくつかのポイントがあります。
まず、塩ビパイプを土台に固定する際に、斜めにならないよう中心にまっすぐ設置してください。
また、塩ビパイプの内径にのぼりの支柱(ポール)が合っている必要があります。適切なパイプが手に入らない場合、パイプの外径に合わせたジョイントを利用して固定する方法も有効です。補強に結束バンドを使う場合は、風の影響で外れやすくなるため、使用する際は風圧にも注意しましょう。
自作のぼりスタンドを屋外で使用する際のポイント
自作のぼりスタンドを屋外で使用する際は、強風対策が重要になります。のぼりの大きさにもよりますが、コンクリートであれば25kg程度の重りが必要です。環境によって、ロープで支柱を固定したり重しを増設したりといった工夫を行ってください。雨風に晒される場合、耐水性・耐腐食性の高い素材を選ぶことをおすすめします。
お伝えしたように、のぼりスタンドは使用環境の影響を受けることがあります。特に足場が不安定な場所にのぼりを設置する場合は、安定性のある市販品に頼る方が無難と言えるでしょう。
既製品のぼりスタンドとの選び方
メリット | デメリット | |
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自作スタンド | コスト削減、自由設計が可能 | 手間がかかる、安定性や強度が弱い |
既製品のぼりスタンド | 設計・安全性がしっかり、屋外利用や長期設置に強い、美観・安定性がある | サイズや仕様が決まっている、ある程度のコストがかかる |
【自作スタンドをおすすめするケース】
短い期間しか利用しない、屋内にのみ設置する、とにかく安く済ませたい
【既製品スタンドをおすすめするケース】
長い期間使用する、屋外に設置する、不特定多数の目に触れるので見栄えにこだわりたい、繰り返し使いたい
自作スタンドにも既製品スタンドにも、それぞれメリットとデメリットがあります。使用目的や設置環境、予算などを考慮した上で、適切なスタンド選びをすることが大切です。
当店では、既製品スタンドやのぼり旗の取り付け器具を取り扱っています。詳しくは、以下の商品ページをご確認ください。

※のぼり通販では自作スタンドに関する材料や道具の販売はございませんので、予めご了承ください。
まとめ
のぼりスタンドの自作に必要な道具や材料、基本的な作り方、取り付け方法・固定のコツを解説しました。屋外で使用する際に注意すべきポイントと既製品ののぼりスタンドの選び方についても、補足情報として押さえておきましょう。
当店では、様々なのぼり旗やのぼり旗取付用器具を販売しております。今回ご紹介したのぼりスタンドも、水を抜けば持ち運びやすくなる注水タイプのもの、組み立て式のもの、自動車のタイヤで踏むことで固定されるものなど、様々な商品があります。自作スタンドでは安全性や見栄えに不足がある際や、のぼり旗のご購入を検討の方はぜひチェックしてみてください。