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のぼりの印刷方法を解説!シルク印刷やインクジェット印刷とは?

のぼりの印刷方法を解説!シルク印刷やインクジェット印刷とは?

のぼり旗は、作る枚数やデザイン、色数などによって適した印刷方法があります。昔はコストがかかり大量ロットでの制作が主流だったのぼり旗も、現代では1枚から安価で印刷できるようになっており、細かなデザインや写真の印刷もきれいに仕上がるようになっています。

今回はのぼりの印刷方法であるシルク印刷やインクジェット印刷、またその中で更に分けられる昇華転写印刷やダイレクト昇華印刷、ダイレクト捺染などの印刷方法について、特徴や違いをご紹介します。

のぼり旗の印刷は、以前は色ごとに版を作るシルクスクリーン印刷という方法が主流でした。しかし1色ずつ印刷するため手間がかかり、1枚ののぼりを作る場合にはとても費用が合わないという課題がありました。

技術が進んだ現代では、さまざまな印刷方法の登場により小ロットでもコストを抑えてのぼり旗を印刷できるようになっています。現在ののぼり旗の主な印刷方法としては、大きく分けて「インクジェット印刷(オンデマンド印刷)」と「シルクスクリーン印刷」の2つがあります。

インクジェット印刷は、デジタルデータをもとにインクジェットプリンターを使って印刷する方法です。CMYKカラーと呼ばれる4色を組み合わせたフルカラー印刷に対応しています。細密なデザインや細かな文字も再現しやすいことが特徴です。インクジェット印刷にも種類があり、のぼり旗の印刷には「昇華転写印刷」や「ダイレクト昇華印刷」、「ダイレクト捺染」などが使われています。それぞれの違いは以下の通りです。

昇華転写印刷 インクジェットプリンターから転写紙に昇華インクで印刷した後、それをのぼりの生地に重ね合わせて200℃の高熱で転写、昇華させる印刷方法で、鮮やかな発色が可能です。
ダイレクト昇華印刷 転写紙は使用せず、前処理済みの生地に直接昇華インクで印刷し、熱を加えて発色させる方法です。転写紙が不要な分、制作の工数を減らせます。
ダイレクト捺染 インクを生地に直接染み込ませて発色させる方法です。インクが生地の繊維に浸透するため、耐久性や色落ちのしにくさが特徴です。

なお、インクジェット印刷は版を必要としない印刷方法であり、「小ロットから必要な枚数だけを印刷できる」ことから「オンデマンド印刷」の1つでもあります。

シルクスクリーン印刷は「捺染(なせん)」という技法の一種です。捺染とは生地に染料や顔料を直接染み込ませる技術のことを指し、シルクスクリーン印刷においては網目状の板を使用し、上から圧をかけてインクを押し込みこすりつけて印刷します。1色ずつ版を分けて作るため色の数だけ版代が発生し、少ない枚数で印刷するには割高になってしまいます。一方で、100枚以上など大量ロットの印刷の場合、版代をロット数で割ることで1枚あたりのコストが安くなります。デザインが1色や2色と少なくなるほど版代も抑えられるので、低コストで大量に印刷したい場合におすすめです。

シルクスクリーン印刷についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

※当店の商品はシルクスクリーン印刷には対応しておりません

ここで紹介した印刷方法のうち、どちらが良いかは作りたいのぼり旗の数やデザインによって変わります。どのようなのぼり旗にしたいか、予算はいくらまでか、などといった点を踏まえて総合的に決めるようにしましょう。