のぼりでの宣伝は効果アリ!?さらに宣伝効果を高めるポイントをご紹介

のぼりはさまざまな飲食店やお店、イベントなどで活用されている宣伝・販促ツールです。設置がしやすいことなどから街中でも見かける機会が多いのぼりですが、実際にどのように宣伝効果や販促効果を期待できるのでしょうか。
今回は、のぼりに宣伝効果がある理由や、どのようなポイントを意識することでより効果を得られるのかを詳しく解説します。
目次
のぼり旗を使っての宣伝は効果がある!「宣伝」より前に「認識」
結論から言うと、のぼりを使っての宣伝効果は大いに期待できます。入店するきっかけはまずお店の存在を知ってもらうことです。その第一歩として、のぼりは大きな宣伝効果につながる可能性があります。
積極的に宣伝しないと人は新店舗でも認識してくれない?
たとえばお店が新たにオープンした場合、目の前を毎日通る人たちは、すぐにお店の存在に気付くことができるでしょうか?もちろんそのお店の立地や周囲の環境、外装などの状況次第で気づく人もいますが、場合によってはただ前を通り過ぎるだけで、そもそもお店があることやオープンしたことにすら気づかないケースもあります。
しかし、もしもそのお店の周囲に、ひと目でお店がオープンしたと分かる「のぼり」があればどうでしょうか。のぼりが立っているという状況とのぼりに書かれた内容から、「その建物がお店であること」「その付近にお店があること」が分かりやすくなります。それだけでも、のぼりを立てない状態に比べてより多くの人がお店の存在を認識してくれる可能性が広がりますので、継続的にのぼりを立てることが大切です。
のぼりを設置することで実際に効果を得ることができた、という飲食店やお店は多くあります。のぼりでお店の存在や商品、特徴をお客様に知ってもらうことで宣伝効果を高めてくれるのです。
のぼりを使ってより効果的に宣伝するための4つのポイント

のぼりを使ってより集客効果を上げる、または宣伝効果を上げるためには、どのようなのぼり旗を作ってどのように設置するかが重要です。のぼりの効果を高めるためのポイントは主に以下の4つです。
それぞれ詳しく解説するので、ポイントをしっかり抑えて他店舗に差をつけられるのぼり作りの参考にしてみてください。
1.【制作編】「目立つ」のぼりではなく「興味」が惹かれるのぼりを意識する
のぼりは、必ずしも「目立たせる」だけでよいわけではありません。なぜなら「目立つこと」と「興味を惹かれること」はイコールにならない場合があるためです。 ただ目立つだけではなく、宣伝をするターゲットに「興味」を惹かれるのぼりでなければなりません。たとえば、希少性の高い商品には自然と興味が惹かれる心理が働きます。 数量限定メニューや地域限定メニューなど、今ここでしか手に入らないものであることを示すことで、のぼりを見た人の興味を惹くことが期待できます。
他にも、知名度や人気のある人など、のぼりを見る人が信頼している人物のおすすめや推奨を得ていることがわかるようにするのも訴求テクニックの1つです。
また、セミナーやカウンセリングのサービスを提供している場合は、初回割引・初回無料などの特別感を出すことも興味が惹かれる心理が働くきっかけになり得ます。
2.【制作編】伝えたいことはシンプルかつ具体的な内容にする
2つ目のポイントは、のぼりで伝える内容をシンプルかつ具体的な内容にするということです。
お店などにのぼりを設置する際、特徴やアピールするポイントなどの情報をできるだけ豊富に伝えたいと考えてしまいがちですが、それは逆効果になってしまう可能性があります。情報が多すぎることで文章が長く、まず読んでもらうことすらもできないという危険性があるためです。内容がたくさん盛り込まれていても、ただ文字が長いだけののぼりでは、お客様がお店を選ぶ決め手にはなりにくくなります。
そこで、パッとひと目見て情報がしっかりと簡単に伝わるシンプルさと、どういう特徴があるのかが具体的に分かる内容にしましょう。 ランチで安さを売りにしたいのであれば「ワンコインランチ」にする、ラーメン店であれば「ラーメン」だけでなく「とんこつ(醤油・塩)らーめん」にするなど、必要に応じてシンプルさと具体性のバランスを取ることがポイントです。
シンプルさを売りにしたのぼりと、訴求内容に具体性を持たせたのぼりの例 | |
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3.【制作・設置編】お店の雰囲気にあったデザインで宣伝&お店の周りを豪華にする
のぼりの宣伝効果を高めるうえでは、デザインも重要なポイントです。のぼりを出すお店の雰囲気に合わせたのぼりを作ることで、お店の雰囲気を伝える宣伝にもなります。
たとえば、主に女性のお客様の集客を狙って明るく落ち着いた暖色系の雰囲気を演出しているカフェで、力強いイメージのフォントや単色の派手すぎる色味の強いデザインののぼりを設置してしまっていては、お店とのぼりがミスマッチになってしまいます。どれだけ店内の雰囲気が良くても、のぼりで台無しになってしまう可能性があります。
お店の雰囲気にあっているデザインののぼりを設置できれば、それだけでお店の雰囲気が伝わり、集客・宣伝効果にも影響します。 さらに、そのお店の周りや外観をより豪華で華やかに見せるという効果も期待できます。お店の宣伝効果に影響するデザイン制作にもしっかりとこだわりましょう。
4.【設置編】周辺環境を確認し、予めのぼりを設置する場所を決めておく
のぼりを使ってより効果的に宣伝するための最後のポイントは、設置場所です。お店の立地状況などに合わせてのぼりを設置する場所を決めましょう。
歩行者が多い場合はお店の前に、歩く歩幅に合わせてのぼりを設置し、車の通りが多い場所では道路側など車からでも見えるように設置するなどの工夫が必要です。
のぼりを使ってお店までの道順を示すような設置方法も効果的です。人通りの多い道路から階段を登ったところにお店がある場合、お店の前にのぼりを設置していてはなかなか人目につきません。 こういった場合、人通りの多い道路からお店までの導線替わりとしてのぼりを設置することで、のぼりの宣伝効果を高めることが期待できます。
なお、道路近くに設置する場合は、のぼりが倒れて車など周囲の物を破損してしまったなどのトラブルが起きないよう、ポールをしっかり固定するなどの注意点も抑えておきましょう。
商品やサービスの宣伝に「のぼり」が選ばれる3つの理由

お店や商品の宣伝にはのぼりだけでなく広告や看板などさまざまな方法が存在しますが、その中でもなぜのぼりを選ぶ飲食店やお店は多いのでしょうか。宣伝にのぼりが利用される理由は、いくつか存在します。
まず1つ目は安い価格で大きな宣言効果を見込むことができるからです。フリーペーパーなど他の形態の広告には、高いコストが必要になるケースがあります。かかってしまったコストを取り返すだけの集客ができなければ、赤字を出すことにもなりかねません。 それに比べてのぼりは安い価格で作成しやすく、1度作ってしまえば一般的に3ヶ月ほど長期利用できます。
2つ目は人件費を使わず年中無休で宣伝できることです。ティッシュ配りやチラシ配りなどは、配るための人手がいなければ宣伝をすることができません。のぼりは、設置するだけで宣伝効果を発揮します。特に、1人や少人数で営業を行っている飲食店やお店にとっては、設置さえしてしまえばいつでも年中無休で宣伝ができる点はのぼりのメリットの1つになります。
そして何より、のぼりを設置することはどこにどのようなお店があるのかが一目瞭然であることもメリットです。 のぼりで興味を引くことができれば、より認知拡大や直接の集客に影響します。
こういったさまざまな要素が、宣伝にのぼりが利用される理由といえます。
のぼりの取り扱い方法で宣伝効果は左右される

屋外に設置することが多いのぼりですが、生地の特性により屋外に置くことで劣化してしまうという注意点もあります。
デザインが非常に興味を惹く魅力的なのぼりだったとしても、生地のほつれや汚れ、印刷の色あせなどで見栄えが悪くなってしまっていては、その効果は薄れてしまう恐れがあります。のぼりの取り扱い方によっては、お店の衛生環境を疑問視され悪い印象を与えるなど、宣伝効果を下げるだけでなくお店への印象にも逆効果を与えてしまう可能性があります。どれだけ丁寧に扱っていても、同じのぼりを長期間使うと劣化を完全に防ぐことは難しいので、 定期的に新品に交換することも必要です
のぼりの耐久性について詳しく知りたい方はコチラの記事もあわせてお読みください。
また、のぼりの取り扱い方法の1つとして、複数ののぼりを活用することで宣伝効果に変化をもたらすことも可能です。一種類ののぼりを何度も掲げるのではなく、複数ののぼりを不定期に変えて掲げることで、新規客はもちろん既存客に対してもアピールができ、より多くの人の興味を惹くことが期待できます。また、定期的に入れ替えを行うため、のぼりを出しっぱなしにしておくよりも長期間で使用できる可能性も高まります。
デザインや配置の方法、取り扱い方に気を付けてのぼりの宣伝効果を引き上げてみてください。