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神社ののぼり旗の意味や種類とは?基礎知識や立て方

神社ののぼり旗の意味や種類とは?基礎知識や立て方

普段参拝のときに目にしている神社ののぼりにもさまざまな種類があります。この記事では、神社ののぼりについての歴史的な背景や基礎知識、旗の立て方について詳しく解説していきます。

神社にのぼり旗を立てる意味や由来

神社ののぼり旗には、神社の入口近くに掲げられる大きなサイズの大幟(おおのぼり)と街でよく見かける長方形のサイズの祈願のぼり・奉納のぼりがあります。

神社入口近くの大幟(おおのぼり)
長方形のサイズの祈願のぼりや奉納のぼり

神社に立てられるのぼり旗には、のぼり旗で装飾することで神社を立派に見せるという意味が込められています。また、参拝者の信仰心を高め、神様への畏敬の念を抱かせようという目的などもあります。たくさんののぼり旗で神社を彩ることによって神様が喜び、さらなる恩恵が与えられるとも考えられているのです。

そもそも神社にのぼり旗が掲げられるようになった由来として有名なのは、佐賀県三養基郡みやき町の綾部八幡神社の「旗揚げ神事」です。綾部八幡神社は創建800年、旗揚げ神事の起源とされる隆信沙門の伝説は1000年以上の歴史があります。

綾部八幡神社では毎年7月15日に麻で織った旗を樹齢700年の銀杏の木であるご神木に設置します。旗下ろしの日となる9月24日までの72日間、宮司が旗のなびき具合を毎日朝夕記録し、風雨の到来や農作物の豊凶を占います。

綾部八幡神社が「日本最古の気象台」と言われている所以は、この「旗揚げ神事」が長く伝承されていることによるのです。

神社に立てられるのぼり旗の種類

現代の神社ののぼり旗には、大きく分けて入り口の近くに設置される大幟(おおのぼり)と、参拝者や氏子が奉納した祈願のぼり、奉納のぼりがあります。

「大幟(おおのぼり)」は神様に向けた目印

大幟のデザインサンプル

神社の入り口近くに掲げられる大きな幟(のぼり)です。10メートル以上の長さのものが掲げられることもあります。神様が降りてくるための目印となる「招代(おぎしろ)」としての役割があるとされています。

「祈願のぼり」は個人の祈願が書かれる

祈願のぼりのデザインサンプル

祈願のぼりは参拝者や氏子が奉納する一般的なサイズの幟(のぼり)です。次のような個人の願い事が書かれたものが「祈願のぼり」になります。

  • 家内安全
  • 厄除け
  • 交通安全
  • 縁結び
  • 合格祈願

祈願をした証として祈願のぼりを神様の近くに設置すると神霊の依り代(よりしろ)となり、ご利益があるとされているのです。

また、祈願のぼりで使用される色は「赤」や「白」が多く、赤色の生地に白い文字、もしくは白色の生地に赤い文字などがよく用いられます。神社で赤色が使われる理由としては「魔除け」の意味があるともされています。

「奉納のぼり」は神社や神様の名前が書かれる

奉納のぼりのデザインサンプル

奉納のぼりは神社の名前や神社に祀られている神様の名前が書かれたのぼりのことです。
参拝者や氏子が神社に奉納した奉納金で制作されます。奉納のぼりの中には参拝者が自作した旗も掲げられることがあります。ただし、神社によっては奉納のぼりの形や色などが細かく決められている場合があるので、事前に相談することが必要になります。奉納のぼりには次のようなものがあります。

  • 奉納稲荷大明神
  • 奉納初詣

奉納のぼりの色には赤以外にも、紺、青、紫、緑などが使われることもあります。文字の色は白や赤、黒などが使われます。

神社ののぼり旗のサイズや設置方法

神社ののぼり旗のサイズの違いや設置方法について説明します。

各のぼりのサイズ
大幟(おおのぼり) 7尺(約2m)~12尺(約3.6m)、もしくは30尺(約9m)を超える
祈願のぼり 普段店頭などで見かけることの多いのぼりのサイズ(縦180cm×横60cm)と同じ
奉納のぼり 神社によってサイズが異なる。縦180cm~横60cmのものや縦700cm~横70cmなどさまざまなサイズがあり、縦に長いものが多い

大幟は、上記の通りサイズが大きいことやのぼりとポールの重さが50kg以上になることもあるため、タンク式など簡易的なポールとスタンドでは設置することができません。しっかりと地中に基礎を作り、ポールを固定する専用の工事が必要になります。固定方法は次の3つの方法があります。

1.埋め込み式
地面に穴を掘り基礎を作り、ポールを差し込んで固定する。

2.アンカーボルト式(ベース式)
地面に穴を掘った後、アンカーボルトを固定した基礎を作り、そこにポールを差し込みモルタルで固めて仕上げる。

3.貫通ボルト式
地面に基礎を作ったのちに石柱を立てて、ポールを挟んで固定する。既存の石柱に固定する場合もあり。

いずれの方法もポールを地中に固定して設置するため、位置を頻繁に変えることができません。そのため慎重に位置決めを行う必要があります。のぼりの長さが長ければ長いほど風の抵抗を受けるため、しっかりとした基礎を作ることが大切です。

祈願のぼりや奉納のぼりは、タンクの中に水を入れて重りにするタイプのスタンドや簡易的なポール、神社の階段にある柵などを支えにして設置できます。のぼり旗用のポールは2m〜4m程度のものが使用されます。参道に設置する場合は等間隔で左右対称になるように、旗をポールに縫い付けている部分(チチ)が左右反対になるように制作するとよいでしょう。

通常サイズよりも長さのある奉納のぼりは、地面に基礎を作った上でアルミニウム合金製ポールなどを使って設置するため、専門の業者に依頼が必要になる場合があります。

神社ののぼり旗は種類が多く、設置場所や目的に合ったサイズやデザインを考えることが大切です。これから神社用ののぼり旗の作成や設置を検討されている方は、今回の記事を参考にして見てください。また、のぼり通販ドットコムでは神社で使えるのぼり旗も多数販売しております。ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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※当サイトでは「大幟」のように縦長の大きいサイズののぼり旗は取り扱っておりません。