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横断幕の紐がほどけない結び方とは?結び方を3つ紹介します!

横断幕の紐がほどけない結び方とは?結び方を3つ紹介します!

横断幕を取り付ける際に自己流で結んでしまってほどけたり、強風で飛ばされたりした経験のある方がいるのではないでしょうか。

簡単に紐がほどけない結び方を知っていれば、横断幕が風や雨などにさらされても紐が簡単にほどけることは少なくなるでしょう。

本記事では、横断幕の知識としてハトメ加工の役割と紐の結び方について解説します。併せて、横断幕の適切な保存方法やお手入れ方法についても紹介しますので、参考にしてみてください。

横断幕のハトメ加工について

横断幕のハトメ加工とは、横断幕の紐やロープを通すための穴を金具で補強する工程を指します。ハトメのおもな役割は、横断幕の生地を破れにくくし耐久性を保つことです。

ハトメに使用される素材は以下で紹介する4種類を参考にしてください。

真鍮

真鍮は金属製ハトメの中でも一般的な素材で、特徴としてゴールド色の外観が挙げられます。腐食に強くさびにくい点がメリットですが、ステンレスよりは強度が低めです。

アルミニウム

アルミニウム製のハトメはシルバー色をしており、比較的柔らかい素材です。その柔らかさから取り付けが容易です。ただし、強度が低いため、横断幕に負荷が大きくかかる場面での扱いには注意が必要です。

ステンレス

ステンレス製ハトメの利点は、そのさびにくさと高い強度、耐久性にあります。しかし、硬い素材であるため、取り付けが難しい場合があります。

プラスチック

プラスチックで作られたハトメはカラーバリエーションが豊富で、多くの色から選ぶことができます。取り付けは非常に簡単で、特別な工具が必要ありませんが、割れやすい傾向があります。

ハトメには、両面に金具を取り付けるタイプと片面のみに金具を取り付けるタイプの2種類があります。ハトメの素材によって色や強度、取り付け方法が異なるため、用途や設置場所に合わせて選ぶことが重要です。

横断幕を取り付ける際は、ハトメ部分に紐を通してポールや棒にしっかりと結ばなければなりません。シワを伸ばしながら、確実に固定する結び方を知っておくことが重要です。下記では「巻き結び」「ふた結び」「ふた回りふた結び」の3種類について紹介します。

簡単にできる巻き結び

巻き結びは紐がほどけにくく、横断幕の取り付けが未経験の人でも簡単におこなえる結び方です。一時的な横断幕の設置やスポーツイベントでの応援など、すばやく横断幕を取り付けたい場合に適しています。

巻き結びは一度結んだらなかなかほどけない点がメリットで、長時間にわたって横断幕を使用できます。ただし、紐が濡れるとほどけやすくなるため、バスケットボールや卓球など室内スポーツの応援時に使われるケースが一般的です。

巻き結びの手順は下記のとおりです。

①紐をポールや棒に巻きつける

巻き結びの結び方①

②交差するように、もう1回紐を巻きつける

巻き結びの結び方②

③交差した下の部分から紐を通し、上からしっかりと引っ張る

巻き結びの結び方③

ふた結びは、より長時間の設置に適した結び方です。巻き結びと同様に比較的簡単に結ぶことができ、さらに結んだところがゆるみにくい特徴があります。風や雨などにさらされても頑丈な結び方であるため、屋外での使用に適しています。

ふた結びはシンプルながら強度が非常に高いため、大きな横断幕を取り付ける場合や雨風の強い場所で使用されます。また、アウトドアをする際にテントを張ったりボートをポールにとめたりする際にも活用できます。

ふた結びの手順は、下記のとおりです。

①ポールや棒に紐を巻きつける

ふた結びの結び方①

②同じやり方で結び目の後ろに、もう1度紐を巻きつけて輪の中に通す

ふた結びの結び方②

③交差させた部分の下側から紐を通し、紐を引き出す

③交差させた部分の下側から紐を通し、紐を引き出す

ふた結びの結び方③

④引き出した紐をさらに強く引っ張り、結び目をきつく締める

ふた結びの結び方④

強風などにも強いふた回りふた結び

ふた回りふた結びは3種類のなかで最もほどけにくい結び方であり、強風や重い負荷にも耐えられます。高所での横断幕の取り付けや建設現場などで使われ、消防隊や救助隊が使用している結び方の一つです。

しかし、台風といった災害時には、ほどける可能性があるので、上記で紹介した、巻き結び、ふた結びと同様に設置する際には注意が必要です。

ふた回りふた結びの手順は、下記のとおりです。

①紐をポールに2回巻きつける

①紐をポールに2回巻きつける

ふた回りふた結びの結び方①

②2回巻きつけた方の紐の端を片側の紐の後ろ側から入れ、できた輪の中に上から通す

ふた回りふた結びの結び方②

③結び目の後ろにもう一度、同じ方法で紐を巻きつけて輪の中に通す

ふた回りふた結びの結び方③

④引き出した紐を強く引っ張り、結び目をきつく締める

ふた回りふた結びの結び方④

横断幕の保管方法を生地別に紹介

横断幕を取り付けたのちは適切な手入れをおこない、正しい保管方法で横断幕の状態をきれいに保つ必要があります。ここでは、横断幕によく使われるトロマット生地とターポリン生地の保管方法とお手入れ方法について紹介します。

トロマット生地の保管方法 ・お手入れ方法

トロマット生地で作られている横断幕の保管方法とお手入れ方法について紹介します。

トロマット生地の保管方法

トロマット製の横断幕を保管する場合は、印刷面を内側にして丁寧に折りたたみ、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。

布素材であるトロマットは生地がやわらかく、折りたたんでもシワになりにくい特徴があります。しかし、注意が必要なのは摩擦による色移りの可能性です。保管する際は、印刷面に保護用の紙を挟むなどの対策が必要です。

トロマット生地のお手入れ方法

トロマットの横断幕に汚れがついた場合は、摩擦による色落ちを避けるために、押し洗いや手もみ洗いでやさしく洗いましょう。この際、中性洗剤の使用は可能です。

汚れが目立つ部分だけを洗うとその部分だけ色落ちする可能性があります。洗濯機の使用はおすすめできませんが、横断幕全体を手洗いするイメージでおこなうと色落ちのリスクを避けられるでしょう。

横断幕が雨に濡れてしまった場合は、まず水気をしっかりふき取ってから乾燥させてください。乾かす際は直射日光に当てるのは避け、風通しの良いところで乾かします。シワを伸ばす目的でアイロンを使う場合は、あて布をして温度を150℃以下に保ちましょう。

ターポリン生地の保管方法・お手入れ方法

ターポリン生地の横断幕は非常に丈夫で、長期にわたり屋外で使用ができますが、やはり経年劣化は避けられません。横断幕を長持ちさせるために、下記に紹介する保管方法やお手入れ方法を参考にしてみてください。

ターポリン生地の保管方法

ターポリン生地の場合、インクがはがれてしまう可能性があるため、折りたたんで保管するのはおすすめできません。横断幕を保管する際は、印刷面を内側にして筒に巻くようにするとシワを伸ばしながらきれいに保管できるでしょう。湿気がダメージの原因となるため、十分に乾かしてから巻くようにしてください。

ターポリン生地のお手入れ方法

汚れを落としたい場合は、洗濯機を使わず水で濡らした柔らかい布でやさしくふき取るようにしましょう。印刷面に付いた汚れをふき取る際に強くこすると、インクがはがれる場合があります。こすらず布をポンポンと当てるようにして、汚れやインクの状態を確かめながら慎重にお手入れしましょう。

ターポリンは屋外の設置に向いており、丈夫な生地ですが、直射日光や湿気に長期間さらされると劣化が進みます。雨に濡れた場合は、風通しの良いところで完全に乾燥させてから保管しましょう。また、ターポリンのシワを伸ばすためにアイロンは使用しないようにしてください。

横断幕を設置する場合は、自然環境などの影響を受けることなく確実に紐を結ぶ必要があります。本記事では、未経験の方でも簡単に結べる方法について紹介しました。

ハトメ加工部分を活用した紐の結び方は3種類あり、用途や設置場所に応じて選ぶことができます。横断幕を使用した後は適切なお手入れをおこない、直射日光に当てないように注意しながらしっかり乾燥させます。そのうえで、横断幕の生地に合う適切な方法で保存するようにしましょう。