のぼり旗の加工について
のぼり旗のデザインが決まったら、最後にのぼり旗に施す加工についても勉強していきましょう。
ひとつは「ダイレクト印刷タイプ」というもので、インクジェットプリンターを使って布地に直接印刷をします。
その後高熱をあてて仕上げます。もう一つは「昇華転写印刷タイプ」というもので、これはインクジェットプリンターを
転写紙に印刷し、その転写紙のインクを高熱で気化させ、布地を染めるという方法です。これらの方法はシルク印刷と
比べると、裏抜けが若干悪く、色の鮮やかさも浅くなるというデメリットはあります。
のぼり旗にも色々な加工方法があり、それをすることで長持ちさせることができます。
例えば「のぼりの三巻加工」というものがあります。これは生地を折り返して縫ううという加工方法です。この方法をす
れば、多少の強い風でも大丈夫ですし、ほつれにくいのぼり旗を作ることができます。
「L字三巻加工」というものもあります。これはのぼりのチチが付いていない2辺のみに三巻き加工を施すという方法に
なります。これはのぼりでもほつれが起きやすいL字を補強するものになります。
また「上下三巻加工」というものがあります。これはのぼりの上下の辺に、三巻き加工を施すものになります。これは
上下に張りができ、巻きあがりを防ぐ加工となります。
「三方三巻加工」というものは、のぼり旗の上下とチチの付いていない側のサイドに三巻縫製を施したものになります。
これは風の影響で傷みやすい部分を中心に補強するという方法です。
「四方三巻加工」というものは、のぼり旗の四辺すべてに三巻加工を施します。これは一番、耐久性に優れている加工
法で、丈夫なのぼり旗を作りあげることができます。さらに別の加工法としましたは「のぼりの袋縫い加工」というもの
があります。これはポール部分を袋縫いにすることで、こうすると、強風による巻き上げを防止することができます。
またチチのようにポール部分が見えてしまうということがないので、すっきりと上品なのぼり旗を作ることができます。
補強と美観も兼ねて人気の加工方法となっています。さらに「のぼりの防炎加工」というものもあります。これはのぼり
旗に防炎加工がしてあるもので、火気の心配のある場所、例えばガソリンスタンド、屋外のイベントなどで使う際、施し
てあると安心な加工法です。そして最後に「ヒートカット加工」というものがあり、これはのぼりの周囲を熱で溶かして
ほつれにくくするという効果があります。短納期やコスト削減でのぼり旗を作りたい時の、手っ取り早い加工法となります。
よく一緒に読まれているコラム