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集客効果が変わる!のぼりの生地は用途別に賢く使い分けよう!

集客効果が変わる!のぼりの生地は用途別に賢く使い分けよう!

のぼりは一枚の布からできていますが、その生地にも様々な素材や材質のものが使われているのをご存知でしょうか?意外と知らないのぼりの生地の種類や加工、用途ごとに最適なのぼりの材質などをご紹介いたします。

のぼりは色やデザインのほかに、生地の選択も作成に重要な要素です。のぼりの設置場所は風が強いのか、店の雰囲気に合った素材ののぼりかは、生地で印象ががらりと変わります。
厚手の生地でゴテゴテとした印象になってしまった、生地が薄くてインパクトがない、風ですぐにほつれてしまう・・・など失敗する前に生地について知ることが大事です。

のぼりの素材は、ほとんどがポリエステルと木綿のいずれかに大別されます。

種類 ポリエステル素材 木綿素材
テトロンポンジ トロピカル※1 天竺※2
使用場所 街中の90%で使用 特定の場所で使用
主な設置場所 飲食店・自営業
店舗周辺
相撲・神社
歌舞伎の会場
材質 上品質 高品質 超高品質
質感 逸品 高級 高級
料金 安価 高価
耐久性 低い 高い 高い
納期 早い 遅い
重さ 軽い やや重い 重い
フルカラー 1,2色のみ使用可
生産量 大量生産向け 少量生産向け
こんな人に
オススメ!
大量に設置したい。
気軽に、試しに設置したい。
持ち運びして利用したい。
少し長い期間設置したい。
大きいのぼりを作りたい。
ちょっと高級なのぼりを設置したい。

※1 トロピカル生地は紅白幕で取り扱っています  ※2 天竺はのれんで取り扱っています

街中で見かけるのぼりのほとんどが、ポリエステル素材のテトロンポンジで作られています。
ポリエステル100%のため、軽く薄く裏側に透ける素材となっています。捺染機やインクジェット機など、機械で製作することができるため比較的安価であり、大量生産にも対応しやすくなっています。 簡単に作成できるため、小ロットからの注文も受けやすいといえるでしょう。
材質の面では、折り畳みや持ち運びが容易であり、雨による水はけもよいため屋外の設置に適しています。
デメリットとしては、小さい文字は裏抜けした時に読みづらいということと、耐久性の低さにあります。のぼりは汚れやすいため、安価ですぐに取り替えることができる生地、『テトロポンジ』を取り扱っています。ポンジ生地は、ヒートカット(熱による裁断)されていますので、長期間設置していると裾からほつれが生じます。薄いため破れてしまうこともあり、交換のスパンは3か月に1回程度と短くなっています。ポリエステルで耐久性を優先する場合は、タペストリーなどに使われるトロピカルやトロマット加工のものがお勧めといえます。

神社、相撲や歌舞伎の会場で使用されることが多いのが木綿ののぼりです。昔はのぼりやのれんといえば、木綿が主流でした。木綿生地の良さはやはり耐久性とその高級感にあります。 木綿は風合いがあるため、「和」を表す雰囲気にぴったりでしょう。ポリエステルと比べて耐久性もあり、長く使えば使うほど風格や味が出てくるため存在感が増します。また、金巾や天竺など種類はあれど、木綿そのものに基本の厚みがあるため、重厚感を出すにはぴったりです。気になる発色ですが、木綿ののぼりは本染めで行った場合はより上品な仕上がりになります。
デメリットは、やはり1枚1枚手作りになってしまう分、納期が遅く1枚あたりの単価が高くなってしまうことです。また、使える色も少なく1~2色と考えたほうがよいでしょう。大量生産には適しておらず、注文は余裕をもって行うことが注意点です。

・防炎加工

屋外での飲食イベント、高層ビルや展示会など万が一火事の危険があってはならない場所でのぼりを設置する場合には、防炎加工が必要といえます。 その場合は、生地に特殊な防炎加工を施した防炎のぼりなどを利用しましょう。燃えやすい素材であっても火がついた場合延焼せず、火災を防ぐことができます。

こちらが防炎表示ラベルになります。

防炎表示

・三巻加工

ポリエステルののぼりの加工方法として、熱でカットすることによって繊維を固めほつれにくくするヒートカット、ヒートカットでもほつれる場合があるので>のぼりの端四方向を折ってミシンで縫い付け更に耐久性を上げる三巻加工があります。

のぼりの生地によって、設置場所や用途は異なります。ポリエステルは一般的な個人経営の飲食店の店頭、催事やイベントなど呼び込みを目的したものに適しており、木綿は神社や祭、和のイベントなど重厚感や伝統を重んじる場合に使われています。
街中には様々なのぼりがあります。どのお店がどんなのぼりを利用しているか、見て回るのも良いかもしれません。