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のぼりの歴史

日本ののぼりが歴史の上で語られる場合、戦いで使うもの、信仰に使うもの、興行で使うものに大きく分けることが 出来ます。戦いで使うものは古くは中国の魏志倭人伝の中に、また源氏の白旗・平家の赤旗などものぼりであった だろうと考えられ、歴史はとても古いものになります。

魏志倭人伝の中ののぼりの記述はあまりにも古過ぎて、のぼりだろうという推測の域を出ませんが、平安時代の末期 の源氏と平家の戦いであれば約830年前ですし、壇ノ浦の戦いは海戦で、源氏が白旗を、平氏が紅旗を掲げて戦った ことば事実なので、戦いの中でののぼりの利用は、永安時代からと考えても構わないと思います。

ただし、のぼり式の旗が工夫されたのは1467年から10年間続いた応仁の乱の時期だと言われています。 戦国時代に 突入するきっかけにもなった応仁の乱はまさに陣取り合戦ですから、のぼりを立てて陣地の目印にしたり、敵味方の 区別をのぼりで行っていたというのは合理的な考え方です。

ちなみに、それまでののぼりは、竿の先にのぼりを付け、長く流すカタチのもので、現代にみられるようなのぼりは応仁 の乱以降、戦国時代に確立されたスタイルなのです。

のぼりにいまでも使われる、のぼりとポールを結合するためのチチテーブは、「乳」が語源で、これは犬の乳首のよう に行儀よく並んでいるからつけられた名称で、のぼりのことを乳付き旗と呼ぶことがあるのは、その流れがあるから です。

旗やのぼりの厳密な違いはありませんが、のぼりと言って旗を想像する人がいないのは、日本の歴史にのぼりが登場 した時代が古いからだと思います。

神社やお寺の境内にのぼりを立てたり、歌舞伎や相撲の興行に華やかなのぼりを立てるのも、興行ということを考える とのぼりは古くから利用されていたと考えられます。
歌舞伎の元祖は北野天満宮での興行、1603年のことですがそれからでもすでに400年の歴史があるのです。

幸いにして、現在は戦いの場でのぼりが使われるのはスポーツ大会だけです。